ザ・ウェイ・アップ



ザ・ウェイ・アップ
ザ・ウェイ・アップ

商品カテゴリー:インディーズ,ジャズ,フュージョン,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:オープニング, パート1, パート2, パート3,
セールスランク:22569 位
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グループ名義では3年ぶりとなる作品は、序章+3部構成となるコンセプト・アルバム。ひとつの流れを持つ全72分の大曲は、30年以上のキャリアを持つパットにとって最大のチャレンジといえる意欲作だ。とはいえ、その音楽性は彼のファンに馴染みのある、ジャズもフュージョンも超えた彼独自のユニークなもの。透き通るようなギター・プレイも堪能できる一方で、ライル・レイズ(ピアノ)を作曲パートナーに迎え、アントニオ・サンチェス(ドラムス)スティーヴ・ロドビー(ベース)ら実力派ミュージシャンを起用した演奏も見事。全編パットの世界観と美学に浸ることが出来る豊潤な作品として、邪魔されることなく一気に聴き通したい70分間だ。(山崎智之)



現状では中途半端な作品。次作で成長が見られれば評価が化ける

前作「スピーキング・オブ・ナウ」でジャズへの回帰を見せた後なので、次はどうくるのかなとは思っていたが、現代音楽で攻めてくるとはなぁ?。
確かにスティーヴ・ライヒとのコラボレーションもあったし、独自でそのアプローチをしたことはなかったから悪い選択ではないだろうが、もともとPMGの曲自体組曲主体なので、あんまり奇抜という気はしなかった。それよりも、街の空気を切り取った現代音楽作品としては無難過ぎるというのが正直な感想だ。
クン・ヴーのポジションも前作から重要視されていて、インプロ部分が増えていているのだが、それが街の雑踏のような雑然とした雰囲気を高めていて良い。だが、基盤のパット?ライル?ロドビーの演奏がテンションに反して音質がなんとも淡白で平坦。彼らのプロデュースの不得手な部分が見えたという感じだった。いっそブライアン・イーノあたりにでもプロデュースしてもらうといいんではなかろうか。

決して曲や構成、発想自体は悪い作品ではない。しかし、今回はコンセプトに対してプロデュースがあっさり薄味すぎる。よって本作単体だとあまりいい評価はPMGのレベルからすると高くは付けづらい。しかし曲の構成の端々には昔(「ウォーターカラーズ」や「ウィチタ?」)の再来のような良い意味での温故知新が表れているので、次作での発展とファンが望むPMGの音が重なるかもしれないという期待ができる部分が多々ある。次作がワーナーに移ってからの三作のように前作の課題を克服してきた良い流れを継承したものであれば、今作は2000年代のPMGを考える上でもっとも重要な作品になるだろう。
ということは、次作のテーマはもしかして・・・?
The Way Up for my bathing time

僕はなにかしらの音楽を聴きながら風呂に入るのですが、最近の「風呂のおとも」がこの「The Way Up」になってます。
湯に浸かって目を閉じ、これを聴いていると、虚ろな頭の中にさまざまな風景が浮かんでは消えてゆきます。
早や弾きのときには、どこか知らない街の喧騒の中で戸惑う自分がいたり、ゆったりした演奏のときには、天気の良い静かな通りをのんびり散歩していたり。ちょっとした旅気分を味わえて、風呂上りはごきげんさんです。
ただ平坦な音ではなく、心地良い起伏がちりばめられた作品なので飽くことなく聴けました。
これからどこへ行くのか

初めてメセニーを聴いたのは「想い出のサン・ロレンツォ」で、パチンコの景品で取ったのを良く覚えている。
前後してピットイン(六本木だったと思うが)でメセニー、ジョン・アバークロンビー、エグベルト・ジスモンチの対バン?ライブを見た。(今にして思えば一緒に聴いてどうなるんだ。と云う取り合わせだが、トリオレコードの企画ライブだったと記憶している。)
ジャズギタリストらしからぬアコースティック(メーカー名)のアンプとあまりに普段着な格好には違和感を持ちつつも、特徴的なギターサウンドでバリバリと弾きまくる新進気鋭のアーティストは印象的だった。
で、今に至り、本人曰くこのCDは「プロテストアルバム」であり「サン・ロレンツォ」をはじめとする以前のアルバムは「完成度が低くとても聴けない。」そうである。
過去のアルバムに対する厳しい評価はともかく、あまりにも安直な9.11以降のマイケル・ムーア的アメリカ人メンタリティには違和感を抱かざるを得ないが、このディスクにはジャズのイディオム云々とは遠くかけ離れたオリジナリティが溢れ、聞き手を自らの世界に取り込む強力な説得力が満ちている。
二十数年前、故郷から遠く離れた日本のライブハウスで、何が楽しいのか、ニコニコ笑いながら塗装のはげたギターを弾きまくっていたアメリカ青年は今何を見。これから何処へ行こうとしているのだろうか。
言葉での表現を頑に拒む壮大な現代の交響曲

この新作について言葉で表現しようとするのは、意味を持たない。
彼らの感性の集合体が溢れんばかりの音の洪水となって、我々に襲いかかってくる。
そこにはもはや逃げる術など存在せず、我々は只々身を任せるのみなのである。
そして流れ着いた先は、瑞々しくもあり、そして厳かな現実であろう。
どうかこのアルバムは頭では聴かないでほしい。
心で聴いてほしい。
聴き手それぞれに答えは違うであろうが、それこそが今、あなたの持ち合わせている感性そのものではないだろうか?
壮大な物語がこれからはじまる・・・

口うるさく、気難しく云うつもりは無い。ただパット・メセニー・グループ(PMG)に興味がありこのアルバム・音楽を楽しみ、感じたいのであれば、i-PODやMD、CDウォークマンで聴いていては伝わりにくいと思う。(付属しているヘッドフォンのサウンドクオリティではわかりにくい)このアルバムの繊細な音から成り立つ抑揚感や連鎖するサウンドを真摯に受け取り自分なりにイメージし感じて欲しいと思う!
彼らが作り出す新たな音楽。新しいから理解されにくい、だから先入観なしにいい環境でなるべく聴いて欲しい。かえってパット・メセニー・グループ(PMG)を知らない人の方が素直に受け入れられるのかもしれない。
パットの音楽に対するどん欲に突き進む真摯な姿勢は全く変わっていない。このアルバムを聴いて強烈にそれを感じる。故に彼は常に進化し新しい世界へ入っていったとも思う。パットがPMGとしての新たな表現を試みた節目の作品なのかもしれない。次のPMGの作品が出るのかどうか心配にさえなってくる。
今思えばPMG以外のソロ活動で作り出してきた一連の音楽を聴いていると、今回のPMGのアルバムもいずれ作られるべき作品だったのかもしれない。そして、このアルバムの「Opening〜Part Three」まで全曲を通じて、あなたを中心に繰り広げられる物語を、イマジンを想い浮かべ感じ取って欲しい。その中にはいくつもの情景や空間が広がり異なった時間の流れが同時に進行している・・・あなたが心地よく感じる情景や空間をイメージし・・・時間を忘れて・・・あなたの物語を作って欲しい・・・
追記、パットが「ついておいで」よと優しく誘っている。もちろん僕は一緒に連れて行ってもらう!



ワーナーミュージック・ジャパン
スピーキング・オブ・ナウ
Watercolors
ワン・クワイエット・ナイト
デイ・トリップ
Still Life (Talking)




この素晴らしき世界

コラージュ

これがSHM-CDだ!ジャズで聴き比べる体験サンプラー

コンファメーション(紙ジャケット仕様)

コンプリート・ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1

コンプリート・ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1

コンプリート・バードランドの夜 Vol.1

ザ・ウェイ・アップ

ザ・ウェディング・アルバムII

ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー




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