年代測定 (大英博物館双書―古代を解き明かす)



年代測定 (大英博物館双書―古代を解き明かす)
年代測定 (大英博物館双書―古代を解き明かす)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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炭素14年代測定法のあらましが結構詳しく分かる本

本の題は「年代測定」ですが、この本が扱っているのは数ある年代測定法の中でも、特に炭素14による年代測定方法についてです。
地中から掘り出された遺物が、「1万年前」のものである、などと、一体どういう根拠で言っているのか、知りたい方には、基本資料としてお勧めです。

この本から分かることは、過去の遺物の「年代」を特定するということは、ある装置に遺物を放り込み、ボタンをぽんと押せば簡単に間違いなくデーターが出てくる、と言うほど簡単な事ではなく、いろいろな推測と細かいデーター補正によって、学者は、何とか「それらしい」データーを「作り上げている」に過ぎない、ということかもしれません。

そもそも、炭素14測定法が機能するためには、大気中の炭素14の量が、ずっと一定であった、ということに対する「信仰」が必要です。
何かの事で、それが狂うと、すべてのデーターが狂います。
そして、大気中の炭素14量が、必ずしも歴史を通じていつも一定で有ったわけではないことも既に事実として分かっています。
この本は、1945年、すなわち最初の原子爆弾が炸裂して以降の大気中の炭素14量は、大きく跳ね上がり、1945年以降の「遺物」には、炭素14測定法は使えない状態であることを明示しています。
また、産業革命以来の炭素排出量の激増によっても炭素14量は増えており、その補正も難しいところのようです。

そういう、我々が「当たり前」にスルーしている学問の基本的部分の信頼性について本当のことを知りたい方には、この本はとっかかりとしては最善かもしれません。

勿論、新書レベルの軽い読み物を期待されてもそれは無理です。
それなりにハードな本ですので、その点は御覚悟を。

この本の次は、考古学のための化学10章 (UP選書 218)をお勧めします。
実際に炭素14測定法が、いかに難しいものであるか、生の現場の実際が分かります。



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