燃えよ剣
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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人気ランキング: | 57583 位
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読んだ人はみんな燃えます
司馬遼さんの小説の中でどれか一つとなると、やはりこれを選ぶしかありません。 とにかく、どんなに温厚な性格の人をも“男として生まれたのならこんな風に生きてみたい!”と奮い立たさずにはおかない男性美学の究極の魅力に満ち溢れた作品ではないでしょうか。 “男性美”と書きましたが、それは決して暴力的で野蛮なマッチョイズムではなく、己の信念にただ純粋に生きるーという意味においての美です。 げんに土方歳三は歴史上の勝者ではないのですからー。 勝ちだの負けだの、世間の評判だの名声だの、得だの損だのー、そんなものをすべてかなぐり捨てて、ただ己の信ずるが所の道を行くー。 それが出来れば人間すべからく“幸せな人生”を生きられるわけであり、その点においてこの作品は“時代小説”の範疇を超えて、全ての人間に究極の至福のひとときを提供できる最高のエンターテイメント=芸術作品となるのではないでしょうか。
全編これカッコいい見せ場の連続なのですが、特に歳三が函館で官軍に特攻をかける場面や、“お雪、横浜で死んだー”に始まるラストの一文は司馬さん一世一代の名文ではないでしょうか。 また恋人・お雪さんとのラブシーンの濃厚さ。 これまた、これまで文章で書かれたあらゆるセックスシーンの中でこれ以上のものがあっただろうか(エロいーという意味ではなく、もはやそれを通り越しています)ー?という出来。 ホント、男としてこんな風に生きられればー、チクショー。 とにかく問答無用で読んでくださいーとしか言えない作品ですね。
読みやすい
土方歳三について初めて読んだ本でした。ここ15年ほどの間に5回くらい読み直していますが、今読んでもまだまだ楽しめました。後期司馬小説によくある歴史資料解説のような部分はほとんどなく、とても読みやすい小説。新撰組入門としても幕末の歴史入門としてもとっつきやすい本だと思う。土方に対する筆者のまなざしが暖かく、殺伐としながらも爽快な読後感。
最後に見せた暖かさみたいもの
司馬氏の描くに好きな男というのは、一本筋を通して、死をも顧みることなく闘い続ける人、なのでしょう。政治、特に自分の保身・出世というものに重きを置く生き方や勇気のなさを彼は最も侮蔑しているような気がします。俗とは無縁でどこかすがすがしく、爽やかな印象を感じさせる印象が最も好む人物像のような気がします。無論、その人物の歴史的・社会的な意義についての評価は常に分かれるもの。土方歳三という人もそのひとりだと思います。
どことなく、俗っぽい近藤勇に対して、あくまで土方は幕府に殉じて徹底的に戦い続ける、という点においてぶれがありません。それは、函館で幕府軍の幹部になるまで自己を一介の喧嘩屋と認識し続けた、という一点において一貫しています。
京都で血生ぐさい殺戮や内部抗争を経た後、最後の地、函館で土方は身内の斉藤一らを意図的に逃します(後に斉藤が土方を「奇妙な人」と評しているのは面白い。また、斉藤は実際には函館には行っていないようです)。最後に見せた暖かさみたいものが、鬼と呼ばれたこの人物、いや、本来の人間というものに安心感を覚えさせてくれます。
読むたびに新鮮
初めてこの作品を読んだ時の、あの衝撃的とも言える感動は、未だに忘れられない。分厚い本であるにもかかわらず、時間を忘れて一気に読んでしまった。史実を基に創り上げられた人物像であるのに、土方に限らず、登場人物の一人一人が、まるで実在する、それもすぐ傍にいるような存在として生き生きと描かれている。新選組隊士たちの生き様にすっかり心を奪われてしまった。それ以来、おそらく50回以上読み返している。他の新選組作品も読んではみるものの、結局、またこの作品を読みたくなる。その時の自分の状況や心理状態によって、深く共鳴する部分も違って来る。読むたびに新しい感動がある。それほどこの作品に引き付けられ、新選組にのめり込んで行くのは決して私だけではないだろう。
新選組ファンには、たまりません!!
私は、この本を読むまでは、アンチ土方さんでした。けど、この本を読んでから、惚れてしまいました!彼の行き方は、すごくかっこいい!!今まで、土方さんのことを誤解していました。読んで良かったです。私みたいな人に読んで欲しかったり・・。沖田さんのエピソードとか、ぽいなって感じでした。面白い本だったので、すぐに読めちゃって終わった後に、もう一度よみたくなるかんじ。読もうかどうか迷っている人は、とにかく、一度読んでみてください。おもしろさを保障いたします!!
文藝春秋
新選組血風録 (角川文庫) 坂の上の雲 <新装版> 1 沖田総司 土方歳三散華 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ) 竜馬がゆく〈1 立志篇〉
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